明日の誕生花とその花言葉をご紹介しています。
そもそも誕生花とは、生まれた月日にちなんだ花です。
1~12月までその月の誕生花が決められているだけでなく、
1~31日まですべての日に花があてはめられています。
(その日ごとに数種類の誕生花があります)
お花のギフトを贈る際のご参考にしてはいかがでしょうか。
明日、 11月24日の誕生花は...
【 ガマズミ(莢迷) 】
花言葉は 「結合」 「私を無視しないで」
【プロフィール】
●スイカズラ科 ガマズミ属ラン科 落葉低木
●学名 Viburnum dilatatum
●花期 1月~12月
●和名 莢迷・蒲染(ともにガマズミ)
ガマズミは日本、朝鮮半島、中国中部原産の落葉低木です。日本の山野でよく見られ、アジサイに似た感じの美しい花で、秋には美しく紅葉します。
ガマズミの枝は柔軟性があり折れにくく丈夫なので、昔は杖や輪カンジキの材料として用いられていました。
秋を表現する生け花の花材としてよく利用され、また赤い実は、古くから漬物の天然着色料として使用されたり、焼酎に漬け込んで果実酒として用いられています。
【名前の由来】
属名の「Viburunum(ビバーナム)」は、ラテン語のガマズミの古名に由来します。
英名は「Japanese bush cranberry(ジャパニーズ ブッシュ クランベリー)」です。
和名の「ガマズミ(莢蒾)」の由来には諸説があり、この植物の実に酸味があることから「噛み酢実」が転訛したという説や、古くは鍬の柄に使用していたことで「鎌の柄」から「ガマ」と、ズミは染めに使用する意で、この実を染料として使用していたことから「ガマズミ」になったという説があります。
【花言葉】
ガマズミの赤い実は、生活に大変役立つことから「神の実」と呼ばれることもありました。そんなガマズミですが、とても地味です。
自生しているガマズミは、雑草や周りの木に紛れるようにして繁殖しています。役に立つけど、目立たないから通り過ぎてしまう。
それはもったいないし、かわいそうということから「私を無視しないで」という花言葉が生まれたと言われています。
【マタギにとってはまさに神の実】
ガマズミの赤い実は、山の中で貴重な栄養源でした。食べると甘酸っぱい味がします。
全国的に食べられているようですが、特に重宝されていたのが青森県です。青森県のマタギ(猟師)は、数日間に渡って深い山の中で狩りを行います。狩りをする際には、保存食ばかり食べることになります。
そんな中で、ガマズミの赤い実の甘酸っぱい味は気分転換にもってこいです。まさに、山の神からの贈り物ですね。
山中で食べるだけでなく、村に持ち帰って栽培も行いました。
農作業の合間に実を食べたり、果樹酒を作ったり、服を染めるのに使ったり。古来より、日本人の生活に貢献してくれていた植物です。
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